2013年4月 24日 水曜日
成年後見の保佐・補助について
こんにちは。大阪市中央区の山田司法書士・土地家屋調査士事務所の山田です。
前回に引き続き成年後見についてそのうち保佐・補助についてお話します。
先の話で保佐・補助は本人の意見を聞いて行うけれども代理権を付与された事項については単独でできるというのがありました。
この部分的に代理権を付与するのは家庭裁判所に後見申立書を提出する際、代理権目録というものがありまして、その中で代理が必要なものに個別にチェックする様式になっています。
その中で一番メインとなってくるのはやはり現金・預貯金の管理で日常の光熱費や家賃、保険料などこまごまとしたものを代わりに支払っていくことになるでしょう。
また、施設の契約、必要なものを購入するときの売買契約なども重要な代理行為といえます。
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2013年4月 23日 火曜日
成年後見の種類と違いについて
こんにちは。大阪市中央区の山田司法書士・土地家屋調査士事務所の山田です。
今回は成年後見のお話をします。
当ホームページでもご紹介させて頂いていますように、成年後見には本人の判断能力の程度によって3つの類型、判断能力の低い順に後見、保佐、補助があることはご存知かと思います。
類型のうち、後見は本人にほとんど判断能力が無い場合に適用される類型で後見人がすべて本人のために行うのに対し、保佐、補助は本人に一定の判断能力が認められ、その能力を超える事態に遭遇した場合、具体的には施設の入所契約など詳細な事項が含まれているときに本人をお助けしてその名のとおり保佐・補助する保佐人・補助人が選任されます。
保佐人・補助人は本人の意向をうかがい、意見を尊重しながら身上看護・財産管理するところに注意が必要です。
勝手にすることは事前に代理権を付与された事項を除き原則として許されません。
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2013年4月 20日 土曜日
不動産名義変更前の住所変更
こんにちは。大阪市中央区の山田司法書士・土地家屋調査士事務所の山田です。
今回は不動産名義変更前の住所変更についてお話します。
不動産を売買・贈与する際に今現在の住所と異なる場合、すなわち市役所で印鑑証明書を発行してもらったときにその表示されている住所が登記簿の住所から変わっていた場合、所有権移転登記の前に前提として住所変更登記が必要になります。
複数回の住所変更がなされていても登記は一回で最新の住所に変更することができます。
その際、登記簿の住所から現住所までのつながりを示す住民票や戸籍の附票(戸籍に附属する別帳簿で住所の変更履歴のみをまとめたものです)が必要になります。
住所が同一市町村であれば一つの住民票ですべてのつながりがつく場合もありますが、他市町村で複数回住所異動があった場合はつながりを見るのに少々骨が折れるかもしれません。
戸籍の附票も改製されて全部表示されていない場合もあります。
ちょっと手間だなと思われましたらお気軽にご相談ください。
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2013年4月 17日 水曜日
相続財産及び債務の調査について
こんにちは。大阪市中央区の山田司法書士・土地家屋調査士事務所の山田です。
今回はホームページの相続のところで相続が発生したが、何から手をつけていいかわからない?ということについて話したいと思います。
相続すると一口に言っても、一番に思い浮かべるのは不動産の名義を変えないといけないということが挙げられるかと思いますが、名義変更だけではありません。
財産の中には現金、預貯金、株式などの有価証券、解約返戻金のある保険など資料が残っているもので特定するほかに被相続人が生前に所持していた、加入していたという話や主な行動範囲から周辺にある金融機関などに照会をかけるなど様々な調査をしていく必要があります。
また、債務についても借用書があるものは格別、これも生前の話でどこから借りていたという話を手がかりに聞いていき、さらに以前話しました信用情報機構に相続人として照会することも必要となるでしょう。
相続が開始した後の3ヶ月は意外と早く過ぎてしまうものです。
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2013年4月 13日 土曜日
売買による名義変更時の注意点
こんにちは。大阪市中央区の山田司法書士・土地家屋調査士事務所の山田です。
今回は不動産売買の際の注意点についてお話します。
名義変更をする際、共有名義で登記をする場合も多いと思います。
通常は購入代金をどのように用意して支払ったか、その負担額割合に応じてそれぞれの持分を設定することになろうかと思います。
実際は一人しか出資していないのに共有にしたり、明らかに出資割合と違う比率で持分設定すると出資していないのに取得した部分については贈与されたものとみなされ、贈与税がかかる可能性がありますので注意が必要です。
実際の出資割合、住宅ローン債務の負担割合などにそって設定されるのが無難です。
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